アメリカでミュージカル俳優になりたい🇺🇸挑戦記 vol.1

自己紹介で軽く触れてある通り、実は私はアメリカでミュージカル俳優になるという途方もない夢を引っ提げて渡米しました。

高校生になってからようやくきちんとミュージカルと向き合うようになった私のような人間がどこまで行けるかは未知数ではありますがせっかくなのでここにも記録を残しておこうかと思います🖊️

「アメリカでミュージカルに挑戦してみたい!」という方から「ブロードウェイミュージカルが好き」「アメリカでの役者生活ってどんな感じ?」という方まで幅広い層に届いて楽しんでいただけたらなぁ、と思っております🍀

第一弾は2023年8月にSwingとして出演した”West Side Story”について。

ユタ州West Valley CityにあるWest Valley Performing Arts Centerというとても可愛らしい円形劇場で私は初めての「ブロードウェイミュージカル」出演を果たしました。

今回はオーディション編となります✈️

私はcasting managerというオーディション情報サイトのメーリングリストに登録しているのですが(ちなみに無料)、そこから「ウエストサイド物語のオーディションやるよ〜」というメールが来まして、第一審査はユタで対面でもオンラインでもどちらでも良かったので「WSSずっと出たかった作品だしNYから応募できるなら応募しておこう」と課題の振り付けのビデオを学校で撮って歌のビデオと一緒にサイトを通して提出しました。

その半月後くらいに「明後日劇場でcallback(2次審査)やるから来て欲しい」というメールを受け取り「やったぜ!」と思う反面「仕事が取れる保証はないのに国の反対側まで行くべきか…」と悩んだのですが親から「ソルトレイクシティ行ったことないんだし観光と思って行ってくれば?」と背中を押してもらい急遽飛行機を取ってソルトレイクシティに飛びました。

夜中2時近くにベッドと机しかない狭い狭いホステルに着いて即寝、翌日は7時半ごろに起床し(時差があるので体内時計バグり気味)9時半から始まるcallbackのために劇場へ。

(↑West Valley Performing Arts Center)

受付を済ませると周りはみんな白人のみ!有色人種は私だけでした。(ポーランド系アメリカ人Jetsのcallbackだったため。特にWSSではプエルトリコ人Sharksとの対比を際立たせるためにも白人のみのキャスティングになりがち。)「こんなゴリゴリ東アジア人がぽつねんといて場違いじゃなかろうか…」と戦々恐々としつつ来てしまったもんは仕方ないので朝っぱらからヒールで踊り狂いました。上手く踊れた気はしなかったけどでも飛行機旅の後、朝早くからターンもジャンプも全部キメて全力を尽くしたから後は野となれ山となれ〜っていってスーツケース引きずりながら半日強観光しNYに帰りました。

2週間ほど経ってからプロダクションマネージャーの方に「Jet Girls Swingとして出演してくれないか」というオファーのメールがあり、ここでもまた悩みましたが(引っ越し等あるため)一生に一度のチャンスだ!と契約書を書き書類類を提出し徹夜で荷造りをして最初にメールを受け取ってから8日後、契約を結んでから実に4日後にNYからユタ州へと引っ越したのでした…

ちなみに部屋(6月から8月までのサブレット)はfacebookグループで見つけたのですが、SLC空港に着いて「え、ルームメイトの本人確認とか何もしてないけど実在してる人じゃなかったらどうしよう…私家なき子になっちゃう…」とパニックになりました。(詰めが甘い)

運良く実在する、それもとってもとっても素敵なルームメイトで空港まで迎えにきてくれたり「車無いと大変でしょう」って言ってスーパーまで連れてってくれたり、可愛い猫ちゃんが2匹いたりと沢山お世話になりました💕

そんなこんなで私がWSSにキャスティングされるまでのプロセスはこんな感じでした💃

ちなみに課題曲は第一ラウンドはDance at the Gym、callbackはCool🤌

歌はWSSがGolden Ageミュージカルなので同じくGolden Age作品であるDo I Hear a Waltz?からDo I Hear a Waltz?を歌いました。

リハーサルが始まってからはまた別の投稿にしようかと思います。

いつもとはテイストが違う内容となりましたが、楽しんでいただけましたら幸いです♪

ちなみにインスタグラムの方ではこのcallback dayの様子が動画で上がってるのでそちらもぜひ☺︎