本日は私としては大変お気に入りだったのにかなり短命に終わってしまったThe Notebook the MusicalからMiddle Aliieが歌うWhat Happensという曲の日本語訳をお届けします。
The Notebookと聞くとあまりピンとこないかもしれませんが「君に読む物語」のミュージカル版です。私は2回観たのですが2回ともしゃべしゃべ泣きました😭私は映画を途中までしか見ていないのですが、どうも若干話が違う部分がありそうなのでざっとあらすじだけ。
〈あらすじ〉
アルツハイマーを患い、過去を思い出せずにいるとある年老いた女性。そんな彼女と共に療養施設で暮らす同じように歳をとった男性は心を閉ざしている彼女に「今からこの日記に書いてある物語を読んであげよう。これはラブ・ストーリーなんだ。」と言ってNoahとAllieというとある男女の話を始めます…
ある夏に別荘に滞在していた少女Allieは材木置き場で働く貧しいNoahという青年と出逢います。2人は恋に落ち、心配するそれぞれの友達をよそに幸せな恋愛にのめり込みます。
しかし家柄にプライドのあるAllieの両親はいわゆるブルーカラーのNoahと娘Allieの付き合いを認めず、強引に2人を引き離します。
時間のない別れの中でAllieはNoahに「私に手紙を書いて」と自分の住所を伝え若い2人の夏は終わってしまいました。
数年後、Noahからの手紙が1通も届かなかったことに絶望したAllieの手元に偶然Noahの消息が飛び込んでくるのです…
というところで歌われるのがこのWhat Happensという曲。両親と、婚約者との食事会で新聞からNoahの居場所を知り、動揺して化粧室に駆け込むAllie…
それでは
What happens to a person who forgets how to breathe?
Who forgets who she is? Who forgets where she is?
Where am I?
The bathroom, oh my God
What happens to a person who cannot believe what she sees?
I cannot believe what I see
What I see can’t be
どうして呼吸の仕方すら忘れちゃったの?
どうやったら自分が誰か、自分がどこにいるのか忘れられるの?
ここはどこ?
お手洗いよ、あぁどうしよう
こんなのありえない
自分の目に映ってるものが信じられない時はどうすればいい?
But there it is in black and white
You’ve made that house a home
And I know that I should let it go and walk away
But I need to know
でもほら、この白黒写真に
貴方はあの家を帰る場所につくりかえたのね
こんなの無視して前に進むべきだってわかってる
でもね、どうしても確かめなきゃ
(※NoahとAllieが引き裂かれる前に歌われるBlue Shuttersという曲でYoung Noahが廃屋を指して「いつかあの家が僕達のわが家になるんだ」という夢をYoung Allieに語ります。Noahは戦争から帰ってきて、本当に父親と一緒に自ら廃屋を改装し、その家に住むことに。そして家の前に立つNoahの写真が新聞に載り、それをAllieが目にすることとなります。)
Is someone living with you?
Is someone washing the dishes and laughing?
And is someone holding you in the night
In their arms
In a room
In thе house?
誰か貴方と一緒に住んでるの?
誰かがお皿を洗って、笑って
誰かが夜寝る時に貴方のことを腕に抱いてるの?
その部屋で
あの家で
What happens to a person who’s gonna bе married in a week
To a man that she loves?
Married in a week
What happens to a person like that?
To a person like that?
To a person like me?
来週には結婚するのに…
それも大好きな彼と
1週間後には既婚者!
そんな人に何が起きてるの?
そんな人にはこんなこと起こりっこない、そうでしょ…?
そんな人…私ったらどうしちゃったの?
(※この時、Noahが自分のことを忘れてしまったと思ったAllieは両親の勧めで家柄も羽振りもいいLonという男性と婚約をしています。)
But there it is in black and white
You’ve made that place your own
でもこの新聞にはっきりと
あなたは本当にあの場所を自分のものにしたのね
Is someone living with you?
Is someone hearing you hum while you’re cooking?
And is someone holding you in the night
In their arms
誰かがあなたと一緒に暮らしてるの?
どこかの誰かがあなたが料理をするときに鼻歌を歌ってるのを聞いて、
あなたは夜誰かの腕の中にいるの?
In a room
In the house that I see in my head?
When I’m wide awake in my bed
This is insane
This isn’t who I should be
Who should I be?
私がいつも思い浮かべてるあの家の部屋で
眠れない夜に私がベッドの中でいつも見てる夢
しっかりしてよ、私
こんなの私らしくないでしょ?
じゃあ私って誰…?
(※良家の一人娘として親の期待通りの人生を歩んできたAllieは少しずつ、自分の人生に自分の意思がないことに違和感を覚えはじめます。)
Is someone living with you?
Is someone sleeping and waking beside you?
And is someone loving you?
And are you loving them too?
And are you loving them, loving them
Loving them too
ねぇ、誰かがあなたと人生を共にしてるの?
あなたの隣には一緒に寝起きするような誰かがいるの?
その誰かはあなたのことを愛してるの?
その誰かはあなたの愛する人なの?
あなたはもう別の誰かを愛してるの?
In the night
In a room
In the house
In our home?
夜にあの家の中の部屋で
あなたが「私たち」の家だよって言ったのに
(※NoahとAllieが恋に落ちる時に歌うCarry You Homeという曲があり、”our home”という言葉はAllieにとってNoahと2人で育んでいた愛の、夢見ていた2人の将来の象徴と言えるのではないでしょうか)