“I’ll Be Here” Ordinary Days 日本語訳


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推し曲を日本語で紹介するシリーズ第二弾はNYに来てから知ったミュージカルの一つ、“Ordinary Days”

いわゆるセリフがなく歌だけで物語を繋いでいく“sung-through”式のミュージカルなのであらすじは

「アーティストのWarren、大学生のDeb、ClaireとJasonの30代男女カップルがNYで頑張って生きる話」

になります。(極めて雑)

Ordinary Days(日常の日々)のタイトル通り日常です。でもそんな日常に人生って詰まってるよね、みたいな話だと私は思っています。

今回紹介したい“I’ll Be Here”という曲はClaireという女性のソロ曲。

結婚、同棲間近の彼氏Jasonがいるのにいまいち煮え切らない態度の彼女。そんな彼女の過去を綴った曲です。

泣けます。訳していて涙がちょちょぎれそうになりました。

とりあえず良いので聞いてください。

それでは、どうぞ!

We met, of all places, in front of Gristedes

Some freakishly cold winter’s day

I had on several unflattering layers of wool

He slipped on the ice with his grocery bags full

So I rescued some Froot Loops he dropped by the curb

びっくりするくらい寒い冬の日

私達はスーパーの前で出会ったの

私はウールを重ね着しててあんまりおしゃれじゃなかったのよね。

彼、買い物袋をパンパンにしたまま氷で滑っちゃって。

だから私は彼が袋から落としたシリアルの箱を拾ってあげたの。

And he made some remark that my smile was superb

And I thought that was sweet and I started to go

And he said, “Hey, whatcha doing tomorrow?

そしたら「笑顔が素敵だね」って褒めてくれて。

優しい人ねって思いながら立ち去ろうとしたら彼が「ねぇ、明日何してる?」って。

Because I’ll be here

At the corner of Bleecker and Mercer, tomorrow at 7

If you want to meet up, I’ll be waiting right here

And in case there are two fellas waiting for you

My name’s John.”

He waved, and then he was gone

「つまり、僕明日もここにいようと思うから。Bleecker通りとMercer通りの角。明日の7時。だからもし君が会いたかったら、ここで待ってるから。君のこと待ってる男が2人いた場合“ジョン”って名前の方が僕だからね。」

彼は手を振って、それから帰って行った。

Needless to say, I went back there to meet him

Mostly to see if he’d show, and there he was

Out in the cold with his jacket pulled tight

He took me to dinner and kissed me goodnight

The next week we went to this terrible play

And the week after that drank hot chocolate all day

And suddenly, eight or nine months had flown by

When he said, “Hey, whatcha doing the rest of your life?

言わなくてもわかると思うけど、彼に会いに同じ場所へ行った。

どちらかというと彼が来てくれるか確かめに行ったのかも。彼はちゃんとそこにいて、ジャケットの前をぎゅって握りしめて凍えてた。

それから彼は私をディナーに連れてってくれておやすみのキスをしてくれた。

次の週私達はひっどいお芝居を見て

その次の週は一日中あったかいココアを飲んで

8ヶ月だか9ヶ月があっという間に過ぎ去っていって

彼が私に「ねぇ、これからの人生何してる?」って言ったの。

Because I’ll be here right beside you

As long as you want me to be, there’s no question

There is nothing I’ve wanted so much in my life

This might sound immature

But I’m totally sure you’re the one.”

And we had just begun

「だって僕はここにいようと思うから。君のすぐそばに。君がそれを望んでくれるなら。間違いなんかじゃない。僕のこれまで人生でこんなに誰かを、何かを求めたことなんてなかったんだ。子供っぽいけど、でも君が僕の運命の人だよ。」

私たちの始まりはこうだった。

We got hitched in September, our favorite month

With a rock band that played in this old synagogue

And we bought an apartment on West 17th Street

And talked about children and getting a dog

私達は9月に結婚したの。2人とも9月が好きだから。古いユダヤ教会堂でロックバンドの演奏にのせて。

それから私達はWest 17通りにアパートを買って子供の話とか犬を飼おうって話をした。

Our first anniversary came in a flash

And we promised to take the day off

He had to stop into his office that morning, and so

I went walking uptown to this bakery I know

When I heard on the street what I thought was a joke

‘Til I noticed the sirens and saw all the smoke

So I’m running back home with this feeling of dread

To the voicemail he left with the last words he said

あっという間に初めての結婚記念日が来た。

その日はお休み取ろうねって約束してたのに彼はどうしても朝から会社に寄らなきゃいけなくなっちゃって。

仕方ないから私は行きつけのパン屋さんまで歩いて行くことにして。

聞こえてきたものはただの冗談だと思ってた。

サイレンの音が聞こえてきて煙を目にするまでは。

悪い予感がして走って家に戻ったら

彼からのボイスメッセージが届いてた。

彼の最後の言葉が吹き込まれたメッセージ。

I’m sorry; I don’t mean to ruin your evening

By bringing up all of this stuff

You’re probably wondering why I even called you tonight

Well, today something happened that spooked me alright

I saw this storm cloud of papers fall down from the sky

And I thought of that day and I started to cry

When as sure as I breathe I heard John clear as day

Saying, “Hey, you’re allowed to move on. It’s okay

「ごめんね。こんなこと持ち出して君の夜をぶち壊すつもりはなかったんだ。君は何で僕が今夜電話したかすら不思議に思ってるだろうね。そうだね、今日はちょっと…びっくりするようなことが色々あって。」

私は見たの。

ビルの破片が、書類の束が紙吹雪みたいに宙を舞ってるのを。

私はあの日を思い出して泣き出した。

ようやく息を吐けるようになった時ジョンの声が晴れの日の空みたいにはっきり聞こえた。

「君は前に進んで良いんだよ。大丈夫だから。」

Because I’ll be here

even if you decide to get rid of my favorite sweater.

Even if you go out on my birthday this year instead of staying at home letting all of life’s moments pass by.

You don’t have to cry.’

「だって僕はここにいようと思うから。

君が僕の気に入ってたセーターを捨てることに決めたとしても。

君が今年は僕の誕生日に僕との思い出を振り返るんじゃなくてどこかに出かけたとしても。

もう泣かなくても良いんだよ。」

‘Because I’ll be here

when you start going back to the places we went to together.

When you take off my ring and you let yourself smile.

When you meet some handsome and patient and true.

When he says that he wants to be married to you.

When you call him one night and he meets you downtown.

When you finally answer him yes.”

「だって僕はここにいようと思う。

君が僕と一緒に出かけた場所にまた行けるようになる時も。結婚指輪を外してようやく笑えるようになる時も。

君がかっこよくて我慢強くて誠意のある僕以外の男性に出会う時も。

彼が君と結婚したいって言う時も。

君がある夜彼に電話して2人で街で会う時も。

君が彼にとうとう“イエス”って答える時も。」

Yes.

Jason, I will marry you.

I will give you my heart.

It has taken so long, but I’m ready to start.

Right now John’s whispering ‘Congrats’ in my ear cause I finally let myself tell you

That I will be here.

えぇ、ジェイソン。私、貴方と結婚します。

私の心を貴方に捧げます。

ここまで時間がかかったけど

でももう新しいスタートが切れる。

今、ジョンが私の耳元で「おめでとう」って囁くのか聞こえたの。

だってようやく私は貴方に

「私はここにいようと思うの。」って伝えられるから。

以上です!

歌詞だけではわかりにくいと思うのですが、Claireの元旦那さん、Johnは9.11のテロで亡くなってるんです。

Claireの中から自分が薄れていくのを受け入れて彼女と他の誰かの幸せを願うJohnも大切な思い出を、進むために「過去」にしたClaireも切なすぎる…

最後のClaireの“I’ll Be Here”がJohnに宛てられた言葉なのか、Jasonに宛てられた言葉なのか考察するだけでご飯3杯はイケますよね!!

実はこの曲、ClaireとJohnのデュエットバージョンもあってそっちもとても泣けるので是非聴いてみてください!

お読みいただきありがとうございました☺︎