タイトルのままですがFloyd Collinsで初めて劇場が提供しているキャプションサービスを使ってみたのでその感想を少し。
前々から「字幕付きで観れたらいいのになぁ」と思う作品が多々あったものの(特にガッツリ歴史物だったり英語の訛りが強い作品は聞き取りが難しいため)「自分が使ってもいいのだろうか」という戸惑いがあったため使ったことがなかったのですが今回友達の勧めと“accessibility”という言葉に背中を押されて使ってみることに。
貸し出し用のタブレットもあったのですが「アプリだと他の作品でも同じアプリからアクセスできるから便利だよ〜」とのことでスマホアプリバージョンを使用することに。(日本版のApple Storeでもダウンロード可能)
ブロードウェイで使用されているのはこの”GalaPro”というアプリ。
「手順がちょっとややこしいから解説するね」とスタッフの方が手伝ってくださりまずはメアドとパスワードを入力しアカウント作成。
次に作品リストの中から本日観る“Floyd Collins”を選択。
Galapro専用のWi-Fiがあるのでパスワードをスタッフさんに教えてもらいWi-Fiに繋いだままスマホを機内モードに設定するだけでスマホに英語字幕が出てきます。
スマホのスクリーンの明度はもちろん、文字の大きさや字幕の色等も数種類から選択できます。
「近くのスタッフに“スマホのキャプションアプリ使うよ〜”って一声かけてね」とのことだったので自席の近くにいたusherさんにその旨を伝えて「大丈夫だと思うけど上演中にスマホ振り回したりしないでねー」との注意を受けて特に上演中に録画してると勘違いされるようなこともなく終演。
やはり英語とはいえ字幕の有無でかなり聞き取りが楽になるのでもっと英語が第二言語の旅行客の人が気軽に観劇できるように身近なサービスになれば良いのにな、と思いました。
気になる点と言えばライブパフォーマンスのため完全に字幕とパフォーマンスを合わせることが難しく所々字幕がズレていたこと、スクリーンの灯りで他の人の気が散らないようにかなり下の方でスマホを構えていたのでやはり字幕を「読んでいる」間は舞台上で何が起きているかを目で見ることができないこと、くらいですかね。
それから私は結構他の人のスマートウォッチのスクリーンとかが観劇中に気になるタチなので、私としてはキャプションサービスが使えて観劇の手助けになったのですが他の人のご迷惑になっていたら申し訳ないな、というのが心配でしたね。意外と(?)周りのお客さんにも何も言われなかったので膝に置くようにして邪魔にならないように使っていたらあまり気にならないのかもしれません。
同じアプリで翻訳サービスやオーディオガイド等のサービスも使えるかつブロードウェイだけでなくロサンゼルスやトロント、ロンドンの劇場での観劇も同じアプリからキャプションサービスにアクセスできるようなのでもし「海外で舞台観たいけど言語が不安だからどうしようかな…」と迷ってる方にはかなり役に立つアプリなのではないでしょうか。
劇場スタッフさんもかなり丁寧にセッティングを手伝ってくれるのでぜひ次回の観劇にご検討ください📱