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ずっと「大好きな曲を自分の言葉で伝える」ということがしたくて、思い切ってブログに載っけてみることにしてみました。
一曲目は大好きな大好きなミュージカル、Dear Evan Hansenから”Waving Through a Window” トニー賞でも披露された作品を代表する曲です👕 なおかつ主役エヴァンハンセンのソロ一曲目からハイトーンを連発する役者泣かせの曲でもあります。
作詞作曲は「グレーテストショーマン」や実写版アラジンの”Speechless”でおなじみPasek&Paulのコンビです。
ここでざっくりとDEHのあらすじと曲の推しポイントを。
《あらすじ》
17歳の社会不安障害を抱えるエヴァンハンセンは友達がいない孤独な高校生活を送っていた。精神科医に言われ「親愛なるエヴァンハンセンへ」と自分に宛てて書いた手紙。誰にも届くはずのなかった手紙がひょんなことからドラッグ中毒で周りから敬遠されている同級生コナーマーフィーに持ち去られてしまう。その3日後にエヴァンはコナーが自殺したことを知る。コナーの両親はコナーの服のポケットからエヴァンハンセン宛ての手紙を見つけ2人は友達だったのだと思い込む。2人を喜ばせたい一心で「僕らは親友でした」と嘘をついたエヴァン。この嘘がきっかけで彼は望んでいたもの全てを手に入れることになるが…
Wavingはそんな「自分の居場所なんてどこにもない。誰からも必要とされてない。」と悩むエヴァンが「じゃあそんな僕は本当に存在してるって言えるのかな?」と悩み踠く歌です。いや、まずものすごく共感できる!!!自分だけ周りから取り残されたように感じる時の息苦しさとか痛みがそのまま歌詞にのってます。泣けます。前奏が不安でドキドキする心臓の音のようにも、パソコンのキーボードを叩く音のようにも聞こえるところもとても好きです。
さらにトニー賞でのね、ベンプラットさんのパフォーマンスがまた素晴らしいんですね、これが。芝居も歌も最高に良くて。ちなみに彼はこの役でトニー賞主演男優賞を取っているのですが。それからステージング!シンプルなんだけど心を抉ってきます。一幕最後を締め括るYou Will Be Foundと対になっているのもエモいです。そして注目していただきたいのがエヴァン以外のキャストの皆様。語ると長くなるので割愛しますがどのキャラクターも歩き方、立ち方に彼らの生き方、弱さ、傷が透けて見えるところが素晴らしいです。是非動画を見てみてください。
それから歌詞のダブルミーニングも大変巧くて。「(地面に)衝突する」とかの“crash”と「恋に落ちる」の”crush”(どちらも発音は“クラッシュ”)がかかっていたり、“tapping on the glass”が「周りとの間に見えないガラスがあるように感じる。みんなのところに行きたくて、誰かに気付いて欲しくてそのガラスを叩いてるんだ。」という風にも「スマホの画面(ガラス)をタップしてみんなの楽しそうな様子を眺めてるんだ」という風にも取れるあたり鳥肌が立ちますね!!あくまで私の解釈ですが。
さて、いつも通り前置きが長くなってしまいましたが以下日本語訳になります。
最早「意訳」を超えて「ニュアンス」です。もうなんなら私の私情が挟まってます。
「正確な翻訳を」というより「あぁ、良い曲だな」と思っていただければ幸いです!
I’ve learned to slam on the brake
Before I even turn the key
Before I make the mistake
Before I lead with the worst of me
ブレーキを踏むことを学んだんだ。
キーすら回してないのに。
間違える前に。
ダメな自分を晒す前に。
Give them no reason to stare
No slipping up if you slip away
So I got nothing to share
No, I got nothing to say
他の人から見られる理由を作るな。
逃げれば良い。
そうしたら失敗だってしないから。
だから他の人に伝えたいことなんてないんだ。
いや、もう言うことすら何も無くなっちゃったみたい。
Step out, step out of the sun
If you keep getting burned
Step out, step out of the sun
Because you’ve learned, because you’ve learned
太陽から逃げよう。
火傷しないように。
陽の光に背を向けよう。
だって君は学んできただろ?
君は知ってるだろ?
On the outside, always looking in
Will I ever be more than I’ve always been?
‘Cause I’m tap, tap, tapping on the glass
I’m waving through a window
僕はいつも1人で外からみんなを眺めてる。
いつか今までの僕よりマシな自分になれるのかな?
だって僕はガラスを叩いて窓越しに手を振ってるだけ。
I try to speak, but nobody can hear
So I wait around for an answer to appear
While I’m watch, watch, watching people pass
I’m waving through a window, oh
Can anybody see, is anybody waving back at me?
何か言おうとしてみても誰にも聞こえてないみたい。
だから応えが返ってくるのを待ってみるんだ。
みんなが通り過ぎていくのを見ながら僕は窓越しに手を振ってる。
僕のことが見えてる人はいない?
僕に手を振りかえしてくれてる人なんていないのかな。
We start with stars in our eyes
We start believing that we belong
But every sun doesn’t rise
And no one tells you where you went wrong
最初は誰でも目には光があって
自分の居場所はあるって信じてる。
でも登らない太陽だってあるし
間違った方向に進んでる時に教えてくれる人なんて誰もいない。
Step out, step out of the sun
If you keep getting burned
Step out, step out of the sun
Because you’ve learned, because you’ve learned
太陽から逃げよう。
火傷なんてしたくない。
陽の光から隠れよう。
今まで散々思い知らされてきたんだから。
On the outside, always looking in
Will I ever be more than I’ve always been?
‘Cause I’m tap, tap, tapping on the glass
Waving through a window
1人離れたところでずっとみんなのことを眺めてる。
こんな僕でも変われる日は来るのかな?
ガラスをタップして窓越しに手を振ってるだけなのに。
I try to speak, but nobody can hear
So I wait around for an answer to appear
While I’m watch, watch, watching people pass
Waving through a window, oh
Can anybody see, is anybody waving?
僕の声は誰にも聞こえない。
だから誰かが応えてくれるのをただ待ってるだけ。
流れていく人を見ながら僕は窓越しに手を振ってるんだ。
誰も僕が見えてないの?
誰か僕に手を振りかえしてくれてる人はいる?
When you’re falling in a forest and there’s nobody around
Do you ever really crash, or even make a sound?
When you’re falling in a forest and there’s nobody around
Do you ever really crash, or even make a sound?
When you’re falling in a forest and there’s nobody around
Do you ever really crash, or even make a sound?
When you’re falling in a forest and there’s nobody around
Do you ever really crash, or even make a sound?
君が木から落ちた時に周りに誰もいなくても君は本当に落ちたって言える?君は音をたてたって言える?
森で木から落ちた時に1人だったとしても地面に墜落して音をたてたことになるのかな。
落ちたときに誰にも気付かれなかったら「落ちた」のは本当のことだって言えるのかな。
森で倒れた時に気付いてくれる人が誰もいなくても落ちたことになる?音を出したことになる?
Did I even make a sound?
Did I even make a sound?
It’s like I never made a sound
Will I ever make a sound?
僕は音を出せてる?
気付いてもらえてる?
1回も音なんて出せたことないのかも。
これからもずっと…?
On the outside, always looking in
Will I ever be more than I’ve always been?
‘Cause I’m tap, tap, tapping on the glass
Waving through a window
僕はいつも外にいて中を見てるだけ。
いつか今までの僕を抜け出せるかな?
だから僕はガラスを叩いて窓越しに手を振るんだ。
I try to speak, but nobody can hear
So I wait around for an answer to appear
While I’m watch, watch, watching people pass
Waving through a window, oh
Can anybody see, is anybody waving back at me?
Is anybody waving?
Waving, waving, whoa-oh, whoa-oh
何か言ってみても誰にも届かない。
だから結局はこたえを待つことしかできないんだ。
過ぎ去っていくみんなを見ながら窓の向こうからだけど僕は手を振ってるんだ。
誰か僕が見えてる?
誰か僕に手を振りかえしてくれてる?
ねぇ、誰か。
僕に手を振りかえしてよ。
とっても良くないですか、この曲!
1番最初にこの曲に触れた時は歌詞を読んだだけで泣きました。痛いです。刺さります。
DEHの曲達はこの後もおそらくポツポツと訳していくと思うのですが本当にサントラが素晴らしいので是非一度聞いてみて欲しいです!!
お読みいただきありがとうございました☺︎