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今回の曲は“The Bells Are Ringing”という少し昔のミュージカルから“It’s a Perfect Relationship”です。
The Bells Are Ringingは1956年ブロードウェイ初演のミュージカル。主演はジュディホリディで後にヴィンセントミネリ監督によって映画化された際にも同じくジュディが主演を務めています。
日本での知名度こそ低いものの(かくいう私も作品を見たことはない)本当に可愛らしい曲なので「皆さんに知っていただきたい!」と思いチョイスしました。
〈あらすじ〉
コールセンター(伝言サービス)で働くEllaはお客さんに合わせて声色やキャラクターを演じ分け、「親身になってくれる」と評判。そんな彼女はお客の1人で脚本家のJeffに恋をする。が、EllaはJeffの声しか知らず、Jeffに至っては(Ellaのキャラ作りによって)Ellaを63才だと思い込み“mom”と呼んでいる。
「お互い面識もなく顔も知らないこのくらいの距離感がちょうどいいの」と割り切ろうとするEllaだったが、Jeffが大きいチャンスを目前にスランプに陥っていることを知りとうとう「会い」にいってしまう…
この“It’s a Perfect Relationship”はEllaが「彼がどんな人でもいい。一目会いたい。でも絶対にそれは叶わないしこの関係が理想よ。」と歌うチャーミングでコミカルながらも少し切なさの混じる歌です。
それでは
It’s crazy,
Ridiculous,
It doesn’t make sense.
That’s true,
But what can I do?
こんなの変よね。
馬鹿げてるし意味わかんない。
その通りだけどでもだからってどうすれば良い?
I’m in love with a man,
Plaza 0-double-4-double-3.
It’s a perfect relationship:
I can’t see him, he can’t see me.
私は恋してるの。
“04433”番の男性に。
完璧な関係でしょ。
私は彼の顔が見えない。
彼は私の顔が見えない。
I’m in love with a voice,
Plaza 0-double-4-double-3.
What a perfect relationship:
I talk to him and he just talks to me.
私は声に恋しちゃったの。
04433番。
なんて素晴らしい間柄なの。
ただお互いに話をするだけ。
And yet I can’t help wondering:
What does he look like?
I wish I knew.
What does he look like?
でもどうしても彼がどんな人か考えちゃう。
知れれば良いのに。
彼がどんな見た目なのか。
Is he six-foot-seven or three-foot two?
Has he eyes of brown or baby blue?
Big and mighty or underfed?
Trim black mustache or beard of red?
Can he dance like Fred Astaire?
Is he dark or is he fair?
Pompadour or not a hair?
Well, I don’t care!
彼の身長は2メートル?それとも100センチ?
彼の瞳は茶色?それとも淡い水色?
大柄で逞しいのかしら?ガリガリかも?
キリッとした口髭生やしてるかも!
いや、赤毛の顎髭かな?
彼はフレッドアステアみたいに踊れる?
性格は良い?悪い?
ポンパドール?それともハゲ??
いや、そんなのどうでも良い!
I’m in love with a man,
Plaza 0-double-4-double-3.
What a perfect relationship!
And that’s how things should always be,
Our love can never lose its mystery,
私はあの人が好きなの。
04433番さん。
こんなに良い関係他にある?
大体普通こういうのはこうあるべきなのよ。
恋にちょっぴりの謎は必要でしょ?
‘Cause I’ll never meet him
And he’ll never meet me.
No, he’ll never meet me.
だって私が彼に会うこともないし
彼が私に会うこともない。
そうね、彼は私を知らないまま。
What does he look like?
My sleeping prince?
What does he look like?
彼はいったいどんな人なの?
私の眠れる王子様はどんな見た目なの?
He could be the fat and balding type,
Or rugged tweed with a briar pipe,
Big thick glasses, super mind,
Or the sweet poetic kind,
It doesn’t matter what he is –
I’m his, his, his!
太ってて禿げかけでも良い。
つぎはぎだらけのツイードのジャケットにパイプを持ってるような人でも良い。
大きくて分厚い眼鏡をかけたガリ勉タイプでも
優しいロマンチストでも
彼がどんな人かなんて関係ない
私は彼のものよ!
But he’s still just a voice,
Plaza 0-double-4-double-3.
What a perfect relationship!
I can’t see him, he can’t see me,
He calls me “Mom,” he thinks I’m sixty-three,
それでも彼はただの声のまま。
ただの“04433”番。
なんて完璧な関係なんだろう。
私は彼が見えないし
彼には私が見えないんだから。
彼は私のことを「母さん」って呼んでる。
私は63才だと思われてるの。
And I’ll never meet him
And he’ll never meet me.
No, he’ll never meet me
私が彼に会うことはないわね。
彼が私に会うこともない。
いいえ、彼が私と会うことはないのよ。
私がこの曲を知ったきっかけは学校の授業なのですが、このブログがちょっとでも誰かの「好きなミュージカル」の裾野を広げるお手伝いができていればな、と思います。
お読みいただきありがとうございました☺︎